Animazeの乗り換えとしてnizima LIVEを使っているメモ

配信

以前、Facerigの後継としてリリースされたAnimazeを使っている記事を書きました。

しかしAnimazeが絶妙に使いにくいので、現在はnizima LIVEを使っています。


nizima LIVEについて

nizima LIVE(にじまライブ)は、Live2D社が開発したフェイストラッキングソフト(Facerig、Animazeの仲間)です。

nizima LIVE
nizima LIVEは初心者からプロに向けた、最高のLive2D VTuberツールです。簡単で直感的な操作性と強力な機能で、誰でもすぐにVtuberになることができます。

Live2D社といえば、これらフェイストラッキングソフトに読み込ませるモデルに使われている技術「Live2D」を開発した本家。

カンタンにいえばオフィシャルソフト。安定してないわけがない。

(ちなみにLive2D社は日本の会社です。)

料金体系

nizima LIVEは、基本的に課金前提の仕様です。
プランは3つありますが、機能は「無料版」「有料版」の2つで分けられます。

機能nizima LIVE
無料版
nizima LIVE
有料版
価格(年額の場合)0円5,280円
(個人/小規模事業者)
ロゴ透かし
(ウォーターマーク)
ありなし
商用利用NGOK
カメラ連続使用時間40分無制限

※小規模事業者=直近の年間売上高が1,000万円未満
 これを超える場合は年額31,680円のプランが必要(機能は変わらず)。
※ロゴ透かしは、有料プランを契約すると自動で非表示になる模様(オンとオフの切替はできない)。

ざっくり、違いはこれと、複数アバターを1つのnizima LIVEで表示した場合の制限のみです。

とはいえ「ロゴ透かしを取るだけ」でお金を払うと考えると、5,280円はやや高額です。
参考までに、AnimazeのPlusプランは$19.99、(スーパー円安状態の)日本円で2800円ぐらいです。

Animazeよりも機能的なメリットが多くて惹かれ、今のところはnizima LIVEを愛用しています。
(逆に言えば、機能面にあまり惹かれない人はAnimazeのほうが安上がりでオススメです)

nizima LIVEの機能

なお出てくるアバターは、Animazeの記事に引き続き、七紙ギンジさんに作っていただいた、Splatoon2ニコ生用キャラの「ごろう君」です。

カメラリセット

Animazeにそんな機能なかったような気がする。

カメラメニューの「カメラリセット」ボタンを押した瞬間の顔のポジションが、ニュートラルとして設定されます。

ちょっと横を向いて起動したとしても、無表情なのにずーっと口角が上がってる気がしても、このボタンで一発で真顔になれます。

Animazeはカメラ真正面がニュートラルだった(はず)なので、逆に言えば、このソフトはカメラ真正面でなくてもニュートラルにできるのが強み。

背景

いろんな背景があります。

画像を設定したりとか。

みんな大好きグリーンバック。

HSV/RGBでフルカラーで色を選べるので、好きな色でクロマキーできますね。

そしてまさかの透明

この透明と、次に紹介するOBSプラグインの相性がとてもよいのです。

OBSプラグイン

nizima LIVEからOBSにアバターを表示する手段は、
「ウィンドウキャプチャ」
「仮想カメラ」
と、もうひとつ。

nizima LIVE チュートリアル | nizima LIVE チュートリアル | Nizima LIVE Live2D Manuals & Tutorials

公式OBSプラグインが用意されています。

このプラグインは無料プランでも利用可能です。
ウォーターマーク(透かし)は有料プランになると消えます。

導入すると、このように新しいソースのカテゴリとして「nizima_LIVE」が生えます。

背景を透明にした場合、上のスクリーンショットのような感じになります。

なんとクロマキーせずとも、アバターだけ自然に表示できる!!!

これが超嬉しい。
このアバター、緑も青も使っているので、どの色をクロマキーにしても絶妙に抜けちゃうので……特に嬉しい。

もちろん画像背景・単色背景も、nizima LIVEのプラグインでダイレクトキャプチャできます。
設定UIが出ないので、そのあたりをトリミングする手間が省けますね。

モーション設定

カーブエディタで判定をいじったり。

各パラメータの感度を弄ったり。

さすがLive2D純正なだけあって、細かくできるのが素敵です。

その他

画面一番右下にある錠マークはロック。
ロックすると、アバターの上でマウスドラッグしたりホイール回したりしても、動いたりサイズが変わったりすることがなくなります。

オプションはこんな感じ。

描画FPSと物理演算FPSは、どちらも30 or 60FPSです。

Animazeと比べて

長所

  • カメラリセットでいつでも正面を向ける点
  • OBSプラグイン&透過背景で、クロマキーなしでキャラだけキャプチャ可能な点
  • パラメータ設定が非常に自由な点
  • カメラを有効にするボタンを押さなくとも、ソフトを立ち上げるだけでOBS上のアバターが動き出す点
    • Facerigもボタン操作不要だが、Animazeは毎度手動でカメラを有効にしないといけない
  • トラッキング性能がAnimazeよりさらに優秀
  • UIが純日本語な点(さすが日本の会社)

短所

  • Animazeより高い(先述のとおり)
  • わりと重い

うちのブログに「Animaze 重い」という検索ワードで漂着される方がたくさんいらっしゃる中、この記事を上げるのは大変恐縮なのですが…

Animazeより重いです。

おわりに

たしかにめちゃくちゃ重いのですが、自分の場合は幸いにもアバターをつけた状態でPCゲームはしないので、さほど影響は出ていません。
(PCゲームでもアバターをつけるようになったら…それこそApexとかはじめたら、話は変わるでしょうけど)

それよりもクロマキー使わなくても、キャラ本来の緑色がきちんと出せるという点が非常に喜ばしく、ほぼ毎日使っています。

Animaze軽量化の記事を期待されていた皆さんには大変申し訳無いのですが、これ以上nizima LIVEの欠点が増えない限り、Animazeからは離れると思います…。

Live2D社、万歳。

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