一番言いたいこと:みんな買おうよ
いいイヤホン買いました
3月27日(2ヶ月前…)、梅田でワイヤレスイヤホンを買いました。
人生初の完全ワイヤレスイヤホン、かつノイズキャンセリングイヤホンです。
いいイヤホンを売ってる店で買いました。
4時間ほど滞在していたのですが、女性の店員さんがすごく親切に色々教えてくれました。
店員さんマジでありがとう。また梅田EST行きます。
迷いに迷って買ったのは、Jabra Elite 85tでした。
もうひとつ迷っていたのはSONY WF-1000XM3。
価格がほぼ一緒で、視聴したところ音質もほぼ一緒。店員さんに聞いても「この2つはどっちも人気ですね」以上のヒントを聞き出せず。
JabraとSONY
一応違いはいくつか聞いたので、メモしておきます。
観点 | Jabra Elite 85t | SONY WF-1000XM3 |
---|---|---|
価格(当時) | 25,480円 | 27,980円 |
ノイキャン性能 | ◎ | ○ |
メディア操作 | ボタン押し込み | 表面タッチ |
同時ペアリング | 2台 | 1台 |
ペアリング先切り替え | 容易には不可 | NFC対応なら容易 |
対応イヤーピースの種類 | ごくわずか | 豊富 |
Jabra is 誰
そもそもJabra社(ジャブラと読む)は、デンマークにあるオーディオ会社です。
補聴器をやってる会社らしく、その技術をワイヤレスイヤホンにも活かしてるんだそうで。
価格
2021年3月当時は値段が拮抗していました。
eイヤホン 梅田EST店の店頭価格は、たしか上の表の通り。
SONY WF-1000XM3は時価(時価ってなんやねん!)だったのですが、価格を聞いてみるとJabra Elite 85tより若干高いぐらい。
ただあんまり差にならず、当時SONYでやっていたキャッシュバックキャンペーンを加味すると、むしろWF-1000XM3のほうが安くなりました。
いいイヤホンを買いに来たので、そのぐらいの差は無視することにしました。
ノイキャン性能
ノイズキャンセリング、どっちも優れてます。
イヤホンをつけると、「あー、なんか…いい感じ…」という感じ。
ぶっちゃけノイキャンという考え方がなかった人間には、どっちも衝撃。
ポップを見る限り、Jabra Elite 85tのほうがノイキャン推しだった(なんでも、内蔵マイクのうち2つか4つかが、ノイキャン専用マイクとのこと)ので、一応そちらを優勢に。
ちなみに人生初ノイキャンなので、店員さんに「ノイキャンって何?」と聞きました。
イヤホンの外部の音を拾って、その周波数を打ち消す音を作り、それをイヤホンで再生する機能だそうです。
イヤホン内部では外部音声と消波音声がぶつかりあい、結果的に無音のように聞こえる、という代物です。
そこに音楽を上乗せすると、あたかも無音空間に音楽が流れているように聞こえる、と。
これの何が嬉しいかといえば、
周囲の騒音を無効化する
=音楽の音量を上げなくて済む
=鼓膜にやさしい
とのこと。
かがくのちからってすげー。
メディア操作
完全ワイヤレスイヤホンで一番心配していたのがメディア操作。
有線イヤホンなら、ものによっては手元にコントローラーがついてるやつがあるじゃないですか。
でも完全ワイヤレスならボタンがなさそう。
大丈夫、ほとんどの機種には操作ボタンがあります。
Jabra Elite 85tは両耳のJabraロゴが入っている部分がボタンになっています。
SONY WF-1000XM3は両耳の意味深な丸いパッド部分がタッチパネルになっています。
どちらもメディアの再生・停止、巻き戻し・早送り、音量の上げ下げなどに対応。
また、どちらもノイズキャンセリングモードの変更に対応。
ここの操作感は完全に好みですねー、と店員さん。
同時ペアリング
複数の端末を持っているときに、Jabra Elite 85tは2台まで同時にペアリングできます。
この価格帯(高級レベルのワイヤレスイヤホン)だとJabraだけの技術だそうで。
どういうことか。
ちょうど私はウォークマンとスマホを両方使っているので、それで例えると、
ウォークマンとスマホを両方ペアリングしておくと、
・ウォークマンで音楽を流す→イヤホンから音楽が聞こえる
・しばらくした後に、スマホに着信→イヤホンがスマホに切り替わって通話応対できる
…というスグレモノ。すげえ。
ペアリング切り替え
同時にペアリングできないかわりに、SONY WF-1000XM3は、ペアリング先の切り替えが容易だなあという印象を受けました。
充電ケースにNFCマークがついています。
これはまさかと思い、スマホをかざすと、なんとそれだけでペアリングができました。
よくある「特定ボタンを長押しして、スマホのBluetooth画面で認可して…」という手続きを踏まなくてもよい。画期的。
ちなみにJabra Elite 85tは、このよくあるタイプでペアリングします。
NFCがついている端末限定でしか恩恵を受け取れないので、嬉しい人はごく限られると思いますが、私の持つウォークマンもスマホもNFC対応。
「こっちの音声が聞きたい!」と思ったら、充電ケースにタッチするだけで切り替えられるということ。
これは個人的にデカい加点ポイントでした。
対応イヤーピースの種類
SONY WF-1000XM3の圧勝です。
というか、Jabra Elite 85tが特殊すぎます。
SONY WF-1000XM3のほうは「ふつうのイヤーピース」なので、そのへんで売ってるふつうのイヤーピースを使えます。
音質に拘る人に優しいですね。
他方、Jabra Elite 85tは、ふつうではない。
まず第一に楕円です。イヤーピースそのものは楕円ではないのですが、本体側(ドライバっていうの?)が楕円なので、それに耐えられるピースでないといけない。
さらに、ゴミ避けのメッシュがイヤーピース側についています。
もしイヤホンをお手持ちなら、イヤーピースを外して確認してもらいたいんですが、イヤーピースを外すと、本体側にスポンジみたいなのがついてると思います。
それがあるおかげで、中のドライバー部分に耳垢が入らないわけですね。
気になった時はイヤーピースを外して、そのスポンジの表面を掃除したらキレイになります。
ただ、Jabra Elite 85tは違います。このスポンジみたいなのがイヤーピースにあります。
つまり、イヤーピースを外すと、ドライバーが直接見えます。シースルーです。
なので市販のイヤーピースをつけてしまうと、スポンジレスになってしまうので、耳垢などがダイレクトに中に入ってしまう、と。
店員さん曰く「市販のイヤーピースを使うときは、毎日(中に入り込んだゴミを)吸い出してもらうのがよいかと」とのこと。
さすがにそれは手間。
結論、Jabraを買いました
で、なんでその結論に至るねん、という話。
基本的に直感でしたが、とりあえず決め手は以下の通り。
- ヨーロッパの会社製のものって、なんか良質な気がした。なんとなく。
- 本体サイズがSONY WF-1000XM3より小さくて、耳への負担が軽そう。
実際、試着したらJabra Elite 85tのほうが軽かった。 - SONY WF-1000XM3はノイズキャンセリング切り替え時に一瞬音楽が止まる。
Jabra Elite 85tはシームレスなのに、これはちょっと痛い。 - イヤーピース問題は、純正イヤーピースで苦にならない音質だったので、これを使う分には支障にならないと判断
- 2台同時にペアリングできるのは便利
(ここは差にならなかったけど) - 音質よかった
(ここも差にならなかったけど) - ノイズキャンセリングに力を入れてそうな雰囲気を感じた。なんとなく。
- メディア操作がボタン式のほうが「押した感」があって好きだった。
ボタンの場所も、耳の穴のちょうど外側なので探しやすい。
(SONY WF-1000XM3は、耳の穴よりちょっと前方にパネルがある)
完全に主観のものなので、できればeイヤホンなどで試聴したほうがいいです。
キーボードは店頭で実際に打ってから買え、というのと同じ理論です。
店員さん曰く、2つのイヤホンは音質の傾向がぜんぜん違う(SONY WF-1000XM3がハッキリ目で、Jabra Elite 85tはマイルドだったっけ…逆だっけ…??)んだそうですが、バカ舌ならぬバカ耳なので気にならず。
あと、店員さん曰く、Jabra Elite 85tはイヤーピースが楕円のため、不快な人にはすごく不快とのこと。
私は一切気にならず。
ちなみに完全ワイヤレスイヤホンって、一般に…
音質どうなの?
店員さん曰く、どれだけ高級でも、やっぱり有線には劣るとのこと。
各社とも音質に趣向を凝らしているものの、
Bluetoothの仕様上、デバイス側で一旦圧縮して、イヤホン側で展開しているので、どうしてもデータが欠損してしまう、とのこと。
やっぱり、そうなのねー。
なくさない?
店員さん曰く、「なくしやすい」とのこと。
「耳に馴染んで落としにくいようになっていますが、それでも落ちやすいです。
なくしたので買いに来ましたという方も、そこそこいらっしゃいますね」
ですよねー。
使ってみての感想
すげえいいぞ。
完全ワイヤレスイヤホンの良さ
線がない
当たり前すぎてアレですが、線がないのはめちゃくちゃ良いです。
有線イヤホン・完全ではないワイヤレスイヤホン(首の後ろで両方がつながっているイヤホン)・ヘッドホンを使うこともありますが、それらと違って、左右の耳が物理デバイスでつながっていません。
聴いてる最中に首を掻いたり、首を傾けたり、マフラーを巻いたり、満員電車に押し込まれても、不快なノイズ(タッチノイズというそうです)が一切ありません。
有線イヤホンは耳の後ろから回して装着するタイプ(タッチノイズを最も軽減させる付け方とのこと)ですが、それとも比べ物にならない快適さです。
また、スマホをカバンに入れたり出したりしても、コードがこんがらがらない。
収納していて取り出すのもスムーズ。こんがらがってない。
幸せ。
メディア操作が楽
Jabraに限らずほとんどのワイヤレスイヤホンに付いている、メディア操作ボタン。
めっちゃ便利。
Jabra Elite 85tの場合、右耳タップで再生・停止、右耳ダブルタップで次曲再生、左耳ダブルタップで頭出しです。
最初こそ操作がおぼつかなかったものの、慣れると快適。耳に指をスッてやるだけで次の曲を再生できるのが好き。
周りの目が気になるけど…(電車内だとちょっと変な目で見られる)
音質がわりとよい
eイヤホンで4時間ほど粘って大量のイヤホンを試した甲斐もあり、音質は良いです。
ウォークマンについてきたSONY純正有線イヤホンよりいい、まである。
普段遣いのオーディオテクニカの有線イヤホン(6000円ぐらい)並み。そう考えると、コスパ悪いけど…
完全ワイヤレスイヤホンの微妙なところ
ラグい
無線なので、しゃーないところがある。
ほとんどの局面でこのラグは気にならないのですが、
- Youtubeで動画を見てると、ほんのちょっとだけ違和感を感じる(ほぼ感じない)
- ウォークマンの再生・停止操作が少しラグい
(スマホはそうでもないので、ウォークマンの問題?) - 音ゲーをするとラグを明確に感じる
- 曲によっては1拍ぐらいズレていて、全く音ゲーができない。
- 画面タップより耳のほうが遅いので、キャリブレーションが困難
- 同じ理由で、タップ音のフィードバックは理論上不可能
まあ、音ゲーをするなということです。
Jabra Elite 85tの良さ
ノイキャンすげえ
正直、eイヤホンの店頭でノイキャンしても、「おお、・・・・おお。」ってぐらいの感想だったのですが…
実際に買って帰って、家でつけてみると、無音空間じゃんこれ!となりました。
電車の中でつけてみると、明らかにノイズ減ってるじゃん!となりました。
人間、意外とノイズが多い空間で過ごしているということが明らかになりました。
全然気になっていないと思いますが、なんとなく突っ立ってるだけで、「ゴー」って感じの音がしているみたいです。
普通に歩いているだけで、意外と風の音が耳に入っているみたいです。完全に慣れきっていて気づきませんが。
ノイキャン使うと、それに気付かせてくれます。まじすごい。
充電がラク
本体に磁石が内蔵されているようで、充電ケースの所定の場所に「ピタッ」とくっつきます。
充電ケースの蓋をあけて振っても落ちません。
(強力すぎて取り出しにくいのは玉に瑕。)
また充電ケース自体も、Qiに対応しています。
iPhoneでおなじみの無接点給電ですね。
当方Android一家のため、我が家初のQiデバイスとなりました。
Ankerの充電パッドを買って使っていますが、便利ですね。物理線が無いって素敵。
…どうやって充電してるの…??
電池がかなり長持ち
ウォークマンより長持ちする電池。すごいぞ。
通勤電車の往復、1日に約1時間半使いますが、1週間持つぐらいです。
1日充電忘れていても一切問題ナシ。数日放置していても問題ナシ。
この小ささでこのバッテリーはすごいなあ、と感心。
イヤーピース調整のための機能がある
Jabra純正スマホアプリには、フィッティングテストがあります。
これを使うと、どう察知しているのか不明(内蔵マイクで拾ってる?)なのですが、イヤーピースのサイズが合っているかどうかを判定してくれます。
チェックの結果、左右ともサイズL推奨ということで付け替えました。
フィッティングすると耳にフィットする → イヤホンを落としにくくなるので、良いですよね。これ。感動しました。
なくしました → 再購入
月日は流れ、5月10日。
失くしました。
充電ケースを失くしました。
本体じゃなくて充電ケースかよ!!!!
はい、本体は無事です。フィッティングのおかげです。
たぶん電車の中で、ポケットに入れていた充電ケースが滑り落ち、どこかに転落。
ノイキャンで音楽を聴いていたため、気付かず下車。
帰り道、「あれ?ないぞ?」となり、駅に引き返して相談。
近鉄のお忘れ物センターってめちゃくちゃ親切で、感動しました。
でも肝心の充電ケースは見つからず。
1週間経った5月17日、3回目の問い合わせをしても、やっぱり見つかっておらず。
さすがにこれ以上粘っても厳しいと判断し、買い直すことにしました。
なんと、充電ケースだけというのも売ってます。Jabra直販にあります。
落とす人多いのかな…
7000円超えと、本体まるごと買い直しよりは安いものの、決して安くはない買い物。
でも無いと充電できないから、仕方ないよね…
ということで、Jabraで注文。
人生初のUPS(アメリカの大手配送会社)での配達になったので、面白かったのでメモ。
- 5/17昼 注文
- 5/19昼 入金確認・香港から出荷、UPS便で配送、到着予定5/21。
- 5/20朝 UPSのアジア拠点がある深センに到着。しかし配送日が「未定」に変わる。
1日1本(中国時間で朝3時に出るっぽい)日本便に乗れなかった模様。 - 5/20夕 到着予定が5/24に変更。
UPSは土日は配達しないみたい。というか、365日やってる日本の配送会社がおかしい。 - 5/21朝 成田に到着。日本便に乗れたみたい。
- 5/21昼 大阪に到着。なんかワープしたな!?と思ったけど、たぶん成田から関空へ空輸された?
- 5/21夕 配送日が「未定」に変わる。どうやら通関しているみたい。関空で通関するんだ。
- 5/21夜 配送日が5/24に変更。無事に税関を通れたみたい。
- 5/22朝油断してたら届いた。
- どうやら通関後、即ヤマト運輸に引き渡された模様。
UPSの日本での配達は(東京・大阪を除き)ヤマト運輸の国際便部門が取り扱っているらしい。サービス名は「タッキュウビン」。 - ヤマトの追跡情報によると、5/22未明に奈良ベース店に到着、早朝に最寄りの配送センターに到着。そして我が家に午前中に到着。ヤマト迅速すぎる。神か。
- なお現在もUPS側の追跡情報では未配達になっている。土日休み~~~~~。
- どうやら通関後、即ヤマト運輸に引き渡された模様。
届いたものがこちら。返送用バッグ?と、充電ケース。
これでJabra Elite 85tはまた充電できるようになったんや…2週間ぶりに持ち歩ける…圧倒的感謝…
なんか最初買ったものに付いてた充電ケースと色が違う(グレーが黒に変わった)気がするけど、それは仕方ないね…
完全ワイヤレスイヤホンはいいぞ
ということで、また週明けからは、Jabra Elite 85tをつけて会社に通います。
音楽がすごく身近になれるので、完全ワイヤレスイヤホンは神です。手放せない存在になりました。
3万円弱するので、おもちゃにするには高いけれど、音楽を聴くことがそこそこ多い人(たぶんほぼ全社会人が当てはまると思う)には絶対オススメ。
充実した音楽ライフが送れます。
あ、音ゲーするときだけは注意してください。
音ゲーのためだけに有線イヤホンは持ち歩きましょう。
あと、失くさないように細心の注意を払ってください。
イヤーピースは耳にジャストフィットするサイズのものを。
充電ケースは、……とりあえずがんばれ。
(海外産なので当然ストラップホールなんて存在しない)
反省したので、充電ケースはポケットに入れず、カバンの中にちゃんとしまうようにします。。。
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